この記事では、WordPressサイトのフォームに 「Cloudflare Turnstile」を導入する手順について解説します。
Cloudflare Turnstile は、Cloudflare が提供する 無料のスパム対策サービス です。
近年、reCAPTCHAに代わる検証ツールとして注目されています。
導入もクレジットカードなどの登録も必要なく、10分ほどでアカウント作成からWordPressへの導入まで、完了できます。
本記事では、以下の流れで初心者の方でもわかるように、手順ごとに丁寧に解説していきます。
- Cloudflareアカウントの作成
- Cloudflare Turnstile用の「キー」の発行
- WordPressサイトにキーを登録
Cloudflare Turnstile用の「キー」とは?
Cloudflare Turnstileを利用する際には、サイトとCloudflareを正しく紐付けるために「キー」が必要になります。
キーには大きく分けて2種類あり、この2つをWordPressに正しく登録することで、Turnstileを安全に利用できるようになります。
INDEX
Cloudflare Turnstileとは?

Cloudflare Turnstile は、ユーザーがロボットではないことを確認するための無料サービスです。
従来の「信号機を選んでください」といった画像認証は不要で、裏側で自動的にチェックが行われます。
Cloudflare Turnstileのポイント
- 無料で利用可能
- プライバシーに配慮
- 既存のフォームやログイン画面に簡単に組み込み可能
Cloudflareアカウントの登録
「Cloudflare Turnstile」は「Cloudflare」が提供しているサービスで、使用するにはCloudflareのアカウント登録が必要になります。
⒈「Cloudflare Turnstile」公式サイトにアクセス
Cloudflare Turnstile公式サイト にアクセスします。
画面左側のオレンジ色の「無料で始める」ボタンをクリックします。
※クリックすると、アカウント登録ページが開きます。

⒉「Cloudflare」のアカウントを作成
画面右上にある、言語切り替えプルダウンから「日本語」を選択し、日本語表記に変更します。
メールアドレス・パスワードを入力し「サインアップ」ボタンをクリック、または「Googleアカウント」などで登録が行えます。

登録直後に、登録したメールアドレス宛に認証メールが届きますので、ログインしメールドレスの認証を行ないます。
その後以下のようなCloudflareの管理画面に移動する場合は、画面左上の「Cloudflare」のロゴをクリックし、アカウントのホーム画面に戻ります。
これでアカウント登録は完了です。

「Cloudflare Turnstile」のダッシュボードでキーを発行
次に、サイトとCloudflare Turnstileを紐づけるために、以下の2つのキーをダッシュボードから作成します。
- サイトキー
- シークレットキー
⒈ウィジェットを追加
ダッシュボードにログインします。
ログイン後、左サイドバーの「Turnstile」メニューをクリックします。
その後、青色の「ウィジェットを追加」ボタンをクリックします。

「ウィジェットを追加」画面に移動したら、「ウィジェット名」に後で識別できるような名前を追加し、青色の「+ ホスト名の追加」ボタンをクリックします。
ウィジェットとは、任意で設定できる識別名のことを指します。
ここでは「サイト名」や「会社名」などを記入しておくと、管理の際に分かりやすくなります。

⒉ホスト名を追加
「+ ホスト名の追加」ボタンをクリックすると、右側から新しい項目が表示されます。
「カスタム ホスト名を追加する」にCloudflare Turnstileを設定するサイトのドメインを入力し、「追加」ボタンをクリックします。
例)このサイトの場合は:fukulog.net

「選択されたホスト名」に、登録したドメインが追加されていることを確認し、一番下にある青色の「追加」ボタンをクリックします。
(ドメイン名の左にあるチェックボックスのチェックは不要です)

⒊キーの作成
ホスト名に登録したドメインが追加されていることを確認し、必要に応じて「ウィジェットモード」の項目を変更し、画面右下の「作成」ボタンをクリックします。
ウィジェットモードとは?
「Cloudflare Turnstile」の表示方法を制御する設定で、以下の3つがあります。

「サイトキー」と「シークレットキー」が表示されるので、メモしておきます。

WordPressサイトにキーを登録
キーの作成が完了したら、最後にWordPressのお問い合わせフォームにサイトキーの登録を行います。
ここでは人気のお問い合わせフォームプラグイン「Contact Form 7」でCloudflare Turnstileを導入する方法について解説していきます。
インテグレーション
左サイドバーの「お問い合わせ(Contact Form 7)」から、「インテグレーション」をクリックします。

reCAPTCHの上に「Turnstile」の項目がありますので、「インテグレーションのセットアップ」ボタンでクリックします。

ダッシュボードで作成した、以下2つのキーを入力し、「変更を保存」ボタンをクリックします。
- サイトキー
- シークレットキー

設定完了が完了すると以下のように「Turnstile はこのサイト上で有効化されています。」と表示されます。

最後に、実際のお問い合わせページで以下のように「Turnstile 」が表示されているか確認しましょう。

以上で、Cloudflare Turnstileの導入が完了です。
まとめ
Cloudflare Turnstile は、スパムやボット対策をしたい方におすすめの無料サービスです。
導入も簡単に行えるため、お問い合わせフォームを設置する際は導入することをおすすめします。






